災害時やエコライフに役立つ「雨水タンク」

個人宅に「雨水タンク」を導入される方が徐々に増えています。

設置することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。【イエソト広報・中尾】

◆雨水タンクとは

「雨水タンク」は、雨樋を伝って流れる雨水を途中で引き込む構造になっています。満水になると雨樋から排水されていくのでタンクがあふれる心配はありません。

100リットル以上の大容量タイプが人気です。

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最近では、お庭の雰囲気に調和するおしゃれなデザインの雨水タンクも増えています。

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◆節水でエコライフ

雨水タンクにたまった水は、お庭の水やりや夏の打ち水、洗車などに使えるため、水道水の大幅な節約になります。

蛇口にホースが接続できるので、大容量の散水も楽にできます。

雨水タンクにためた水をガーデニングに活用

◆災害時の生活用水に

地震などの影響で水道が使えなくなってしまったときにも、雨水タンクがあれば生活用水として活用できます。

雨水なので飲料水にはできませんが、ちょっとしたものを洗ったりトイレを流したりするのにも便利です。

ただし、下水管が破損しているなどトイレに水を流してはいけない場合もあります。状況に応じて活用してください。

トイレの洗浄水に雨水タンクの水を利用

◆都市型水害対策に

コンクリートやアスファルトで舗装された都市では、下水道の排水が追い付かず水が溢れてしまうことがあります。このような、都市特有の事情で発生する水害のことを「都市型水害」といいます。

雨水タンクは、この「都市型水害」対策としても注目されています。ダムのような役割を果たすため、地域全体に普及していくことで水害防止につながると言われています。

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◆助成金がもらえる場合も

地域によっては設置のための助成金を自治体から受けられる場合もあります。

お住まいの地域の自治体ホームページなどで確認してみてくださいね。

自治体によっては、雨水タンクの設置に補助金が出る場合もあります。

◆まとめ

雨水タンクでためた水は、飲料水としては不向きですが、水やり、洗車、トイレの洗浄…いろいろな用途に使うことができ、節水・エコライフにつながります。

災害時にも生活用水として役立ちます。また、都市型水害を防ぐために導入される場合も。

最近では、お庭に調和するおしゃれなデザインのものも続々発売されています。ぜひ、雨水タンクの設置を検討してみてはいかがでしょうか。