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ウッドデッキを自作する時の注意点 〜間と尺のサイズ表示について〜

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最近のお問い合わせで、「ウッドデッキを自作できないか?」とのご相談を頂くケースが増えています。
そんな時、サイズを選ぼうにも「間口」や「間(けん)」、「出幅」や「尺」といった単語が出てきて、よく分からない事があると思います。
本日は、サイズに関する呼称について、ご紹介させていただきます!

 

■人工木のウッドデッキって自作できるの?

まずは、人工木のウッドデッキを自作できるのか、どうかについて言えば、答えは「自作できます!」です。
みなさんが気になる点として

・購入サイズはどれがいいの?
・床材の切断は素人でもできるの?
・高さの調整は素人でもできるの?
・組み立ては一人でできるの?
・どんな道具が必要なの?

などなど、いろいろあると思います。
今回のブログでは、購入サイズを決める時に分かりにくい、サイズの表記方法とその内容にについて、ご説明いたします。

ウッドデッキは自作できますが、サイズ選びが重要です。

ウッドデッキは自作できますが、サイズ選びが重要です。

ちなみに、その他の疑問点については

・人工木の床材のサイズ調整は、天然の木材同様にのこぎりで切断して行います。
・高さを調整できる柱にすると加工する可能性が低く、スムーズに調整できます。(設置前の整地がキモです!)
・広さにもよりますが、組み立ては1人でできます!(長い床材でも大人1人で持つことができる重さです。)
・木材と金物共用の電動のこぎり(加工が必要なとき)、インパクトドライバ(無ければ購入をおススメします)、スケール、軍手、水平器、整地用のスコップくらいがあればなんとかなります。
・あと、忘れがちなのは「束石」です!こちらは商品とは別売りなのでご注意ください。

 

■サイズ選びで自作の手間が大きく変わる

ウッドデッキのサイズは、できる限り既製のサイズに合わせると、加工する手間が無くなります。
当然、加工が少なくすると、自作するときの手間が少なくなります。
なので、自作するときはサイズ選びが重要で、既製のサイズで納まるサイズを選ぶという選択もアリだと思います。

で、そのサイズを選ぶとき、カタログを見ると

「間口」、「出幅」、「間」、「尺」

といった言葉が出てくると思いますが、この意味や内容を正確に理解してサイズを選ぶようにしましょう。
図で説明すると以下の通りです。

 

(1)「間口」

土地や家屋の正面の幅の事で、ウッドデッキでは建物側に接する辺の長さのことです。

ウッドデッキの「間口」は、建物に接する部分の長さ

ウッドデッキの「間口」は、建物に接する部分の長さ

 

 

(2)「出幅」

建物から出っ張る辺の長さのことです。

ウッドデッキの「出幅」は、建物から出っ張る部分の長さです

ウッドデッキの「出幅」は、建物から出っ張る部分の長さです

 

(3)「間」

ウッドデッキでは、「間口」の長さを表す単位として使用されています。
メートルに直すと 【1間=約1.81m】になります。
既製サイズは、メーカーにもよりますが1間から0.5間単位で用意がありますので、希望サイズと大きく変わらないときは、できるだけ既製サイズのまま自作しましょう。

元来「間」は、建物の柱と柱の間、すなわち柱間の事なので、長さの単位ではなかったのです。
しかし、明治時代に1間=6尺と定められると同時に1尺=約0.3m(約30cm)と定められたことで、【1間=約1.81m】と認識されるに至りました。
日本の木造住宅で「間」は、伝統的に長さの単位(モジュール)として使われ、今でも設備機器や家具も合わせたように「間」で作られているため、なかなかメートル単位に変わりません。
大手のハウスメーカーではメーターモジュールを採用しているところもあるので、エクステリア商品でもメーターモジュールの用意があるものあります。(テラス屋根など)

ちなみに畳は、長辺1間×短辺0.5間(実寸は違います)なので、2畳で1間四方となり、1間(2畳)=1坪です。
なので8畳間は4坪になります。
土地が30坪のときは、60畳になります。
※1間は柱の芯々(中心から中心)の長さです

 

(4)「尺」

ウッドデッキでは、「出幅」の長さを表す単位として使用されています。
メートルに直すと 【1尺=約0.303m】になります。
既製サイズは、メーカーにもよりますが3尺から1尺単位で用意がありますので、希望サイズと大きく変わらないときは、できるだけ既製サイズのままで自作しましょう。

元来「尺」は、中国で親指と人差し指を広げたときの長さでしたが、あれやこれやと変遷して日本へやってきた後、最終的に17年かけて日本全国を測量し、日本史上初めて国土の正確な姿を明らかにした伊能忠敬が作った尺を明治政府が公式に採用し、メートルの33分の10の長さ約0.303mになりました。

ちなみに、「鯨尺」という単位もあり、着物の仕立て屋宮大工によって使われたそうで、「尺」の1.25倍と明治政府は定義しました。

 

■自作は可能な限り既製サイズで!

いろいろと話が脱線しましたが、最終的にウッドデッキを自作するときは、可能な限り既製サイズのままで行いましょう!
自作するときの手間が圧倒的に楽になるので、設置する面積に余裕があり、形も問題なければそのまま施工しましょう!

 

■エクスショップは施工費も安いので、自作の前に比較してください!
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